3月、4月といえば会社での転勤や異動が行われます。
私も一度経験したのですが、辞令は数か月前に出ているものの、突然異動を言い渡され、慌てて準備をする人も多いかと思います。
また、あっという間に時間が過ぎ、職場での朝礼で最後の挨拶を明日に控えているという人もいるかと思います。
今回は、職場での最後のご挨拶の例文をテンプレート化してみましたのでご紹介いたします。
人生で転勤や異動はそう多くはないかもしれませんが、この挨拶は意外にも聞いている皆さんの記憶に残るものです。
しかし、順を踏めばしっかりとしたあいさつ文ができますので、ぜひ参考にしてみてください。
朝礼での注意点
あいさつ文を考える前に知っておいてほしいこと。
今回、ご自身が主役となり、朝礼または終礼などで、同じ部署や事業所の従業員が一番多く揃うタイミングで挨拶をされるかと思います。
ここで思ってほしいのは、環境が変わるのはあなただけであり、他の皆さんは通常業務をまだ控えているといことです。特に朝礼の場面での挨拶は、通常業務に入るいちにちの始まりの時間です。
学生の時のお別れ会ではありません。話をやたら長く引っ張ったり、変に演出をしたりするなどすることは控えましょう。皆さんの大事な朝礼の時間を使うことを忘れてはいけません。
また、私の場合でしたが、栄転ではありませんでした。
しかしそのようなことを、この場でどうこういうことではありません。
意に反する異動でも、そのような感情を表にださないようにもしましょう。
転勤のあいさつは大きく4パートにわけて構成します。
1 感謝の気持ちを伝える
2 同僚とのなつかしいエピソード
3 今後の抱負を語る
4 締めのあいさつ
この4パートを順に話すことで、2,3分程度の挨拶ができあがります。
1 感謝の気持ちを伝える
このパートでは、今までいっしょに仕事をしてきた同僚、上司、後輩へ感謝の気持ちを率直に伝えます。
例文 1
こちらの事業所に赴任して5年が過ぎようとしています。はじめは、右も左もわからなかった私に、たくさんのご指導いただき心から感謝しています。
例文 2
新入社員としてこの事業所にきまして、いつの間にか3年が経過しました。はじめは仕事がわからず皆さんにとても助けていただきました。大変ありがとうございました。
2 同僚とのエピソードを語る
例文 1
特に皆さんとお仕事して私の中に一番印象に残っているのは、あのプロジェクトの成功でした。あの時はみなで残業をして、絶対に成功させるという気持ちがひとつになり。。。。 今でも心に残っています。
例文 2
お仕事を通して知り合いましたが、実は一番楽しみだったのは仕事の後の○○会だったりします。仕事でもそうですが、いろんなところに誘っていただいてとても嬉しかったです。
仕事のプロジェクトや、飲みに誘ってもらったこと、また社内イベントなど、印象に残っているエピソードを語りましょう。特にみんなで参加した共有できる思い出が良いでしょう。
3 今後の抱負を語る
例文1
今日で皆さんとはお別れですが、ここで学んだことを思い出しながら、次の〇〇部署でも努力していきたいと思います。
例文2
これから先、皆さんと一緒に仕事ができないのが残念ですが
この○○支社は、本当にチームワークのとれた良いところでした。
私は、ここでの経験を次の○○でも活かすことができると思っています。
4 締めのあいさつ
例文 1
皆さんの今後のご活躍を心からお祈りいたします。
〇年間、本当にありがとうございました!
例文 2
部署は変わっても、また、顔を出すこともあるかとは思います。そのときはぜひよろしくお願いします。
今まで本当にありがとうございました。
まとめ
1 感謝の気持ちを伝える
2 同僚とのなつかしいエピソード
3 今後の抱負を語る
4 締めのあいさつ
この順番で、あなた自身のことばで、落ち着いてゆっくり伝えましょう。
大丈夫です。もし頭が真っ白になってもいいように、本番前に何度かひとりで練習してみましょう。
もし忘れたとしても、最後は感謝の気持ちさえ伝えればOKです。
それでは、スピーチがんばってください。
また、転勤や異動、退職はとても忙しく、これまでお世話になった方への挨拶状の準備がおろそかになりがちです。そんなときはこちらで挨拶状を準備しておくことをおすすめいたします。
挨拶状ドットコム
いろんな文例まで掲載されており、すぐ完成します。とても便利です。