フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」は評判も良く、返戻率も高いとの口コミを耳にしたことがあります。しかし、実際気になるのは、実際の返戻率というのが本音なのではないでしょうか。最近の学資保険は返戻率で評価が決まるといっても過言ではないくらい、満期金の額には皆さん敏感になりました。
ところでこの返戻率って何なのでしょう?。返戻率とは、支払った保険料に対してどれだけのお金が戻ってくるのかをパーセンテージにしたものです。例えば、合計100万円の保険料を払って、120万円のお金が戻ってきた場合は、返戻率120%といい、また合計100万円の保険料を払って90万円しか戻ってこない場合は、返戻率90パーセントということになります。また、返戻率は戻り率と表現されることもあります。
このフコク生命の学資保険「みらいのつばさ」ですが、返戻率は現在どれくらなのでしょうか?
実際に資料請求して調べてみました。
この「みらいのつばさ」は、大きく分けて2種類のタイプがあります。
ステップ型・・・幼稚園、小学校、中学校、高校、大学入学、成人お祝い、満期22歳など節目節目でその都度お祝い金がもらえるタイプ。最大7回のお祝い金があります。
ジャンプ型・・・完全に大学進学に重点を置き、入学前の18歳と満期22歳の2回のみお祝い金をもらえるタイプ。
満期保険金額をそろえれば、どちらも掛け金に差はありません。
しかし、、戻り率でこの2タイプは違いがでてしまいます。
ステップ型・・・108.4%
ジャンプ型・・・110.1%
このような戻り率となっています。
以下、ステップ型のシミュレーションです。
(戻り率108.4%)
契約者30歳男性 お子様0歳 月の保険料9493円とした場合
払込保険料の総額は 1,936,572円
受取総額 2,100,000円 となります。
次に、ジャンプ型のシミュレーションです。
(戻り率110.1%)
契約者30歳男性 お子様0歳 月の保険料8897円とした場合
払込保険料の総額は 1,814,988円
受取総額 2,000,000円 となります。
個人的な意見ですが、ステップ型のほうが、お金の必要な時にお祝い金がでるので
多少戻り率が低くとも便利だなという印象です。
しかし、この富国生命の学資保険。他社と少し違うところがあります。
それは、受取額のおおよそ半分が満期の22歳にもらえる設定されている点です。
社会人となったときの新生活準備金というところなのですが、県外の私立大学へ通った私の経験からいきますと、本当に出費がかさむのは18歳の時点です。
このことを踏まえて、この学資保険には、満期を18歳に前倒しするシステムが組まれています。
満期繰り上げ制度というのですが、ステップ型の場合、20歳と22歳でもらえるお祝い金をすべて18歳でもらいます。ジャンプ型は22歳でのお祝い金をすべて18歳でもらえるよう途中で変更する制度です。
この制度を適用した場合、戻り率にも変化があります。
ステップ型 108.4%→105.6%
ジャンプ型 110.1%→107.3%
このようになります。
そのため、18歳の段階ですべてのお祝い金(満期金)をもらおうと考えている場合は、この返戻率を基準jに判断しなければなりません。
まとめ
富国生命の学資保険の返戻率は以下の通りです。
22歳満期
ステップ型・・・108.4%
ジャンプ型・・・110.1%
18歳満期(22歳を待たずに、全額をうけとってしまう)を設定すると
ステップ型・・・105.6%
ジャンプ型・・・107.3%
このような返戻率となりますので、他社との比較の際にお役立ていただければと思います。