被災地へ送る年賀状の文例は?

2017-03-29 01.33.15 年末行事

2019年には日本の各地で災害が起きてしまいました。特に台風の影響から千葉県、福島県、長野県、宮城県など関東地方、東北地方、中部地方全国で被災された方が大勢いらっしゃいます。
2020年には熊本県人吉市、球磨郡球磨村を中心に球磨川が氾濫。多くの方が命を落とし、洪水の被害にあわれました。

被災地では、自宅が崩壊して今も復興にむけて取り組んでいます。その方たちがお住まいの被災地への年賀状はいつもの通りで良いのでしょうか?
今回は被災地への年賀状の文例を考えてみたいと思います。

 

このような状況で新年を迎えるわけですが、新年に届ける年賀状はいつもと同じもので良いのか?令和がはじまり新たな気持ちになる方も多いと思いますが、ひとつ思いやりを年賀状に載せるというのも大事です。

また今年はあえて出さない方が良いのか?

なかなか判断し辛いところだと思います。

被災地へ送る年賀状についてその文例などをご紹介したいと思います。

 

もともと年賀状には、新年のはじまりをお祝いするという意味があります。
そのため、被災地(特に被害の大きかった地域)に住まれている方に、「新年明けましておめでとうございます」という表現は、いささか気が引けるものです。

しかしながら、知人、友人から届く年賀状というものは被災地の方にとって何よりも勇気がもらえるもの
です。年に1度のやりとりで家族が笑顔になることもあるのです。

 

 

 

そのため震災で喪中という家庭を除けば、年賀状は出しても良いと判断します。
被災地の方を励ます新年のご挨拶という位置づけです。それを年始状といいます。
ただしここでは、「おめでとう」という言葉は控えるのがマナーです。

また、「祝」「賀」といったことばも避けるようにします。

そのため

・「新年のご挨拶を申し上げます」
・「謹んで初春のお慶びを申し上げます」
・「謹んで年頭のご挨拶を申し上げます」

といったご挨拶となります。

それでは、震災の方へ送る年賀状の文例をご紹介していきます

 

 

 

文例 その1

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます
いつもとは違うお正月をお迎えのことと存じます
どうか一日も早く、落ち着いた生活を取り戻されますよう
心よりお祈りいたします

 

文例 その2

いかがお過ごしですか
昨年の未曾有の大災害に対し
心からお見舞いを申し上げますとともに
謹んで新年のご挨拶を申し上げます

 

被災地へ年賀状を書く際は、相手の気持ちになって未来に希望を見出すような前向きな言葉を添えるようにしましょう。また、いつもと違う新年を迎える方も多いです。そのため印刷された文章だけでなく、心のこもった文章を添えて、新しい年の健康と幸福を祈願しましょう。

最後に、被災された方のご家族の安否がはっきりしない場合、年賀状という形をとらず「寒中見舞い」としても良いでしょう。そのような場合は、正月におくるのではなく、一般的には1月7日を過ぎてから送ります。

寒中見舞いとした場合は、おめでとうという言葉も必要とせず、相手の安否を気遣うお便りとなります。

年賀状、寒中見舞いどちらの形をとっても、被災地の方が励まされる便りにすることが大事です。

また、今回年賀状を書くお時間がなかなかとれない方は、このようなサービスをご利用されると便利かと思います。

【厳選文例200種以上】挨拶状ドットコム

文例を踏まえたうえで、自分の心配している気持ち。そしてこれからを応援する気持ちを伝えることが大事です。ぜひともお友達、ご親戚を年に1度の便りで励ましてあげてくださいね。