インプラントで失敗する前に知っておきたい5つの注意点

インプラントといえば以前、使いまわしの発覚や事故などが起きたこともあり、あまり耳にすることがなくなりました。しかし最近高齢者層への広がりや、海外より安いインプラント製品が入ってきたこともあり復活の兆しをみせています。

インプラント治療を受けて失敗する前に、ぜひ知っておいてほしい5つの注意点をご紹介します。

 

1 インプラント専門医であることを強調しすぎている

じつは、宣伝広告にインプラント専門医の肩書きを使うことは、医療広告ガイドライン違反です。
それでもあえて使うモラルの低い歯科医師さんが少なからずいるようです。これを強調するということは、インプラント治療でお金を儲けようという意識が少なからずあるかもしれませんので要注意です。

 

2 価格が安すぎる

インプラントは1本30万円から40万円が相場です。韓国や中国の闇ルートから、かなり粗悪なインプラント製品が流入してきており、一気に10万円の格安インプラントが登場しました。直近では、7万円のインプラントがあると聞きます。顎に埋め込むものが海外の粗悪品でもいいですか?価格の安すぎるものには注意しましょう。

 

3 術数の多さを強調しすぎている

2007年に事故を起こした東京駅近隣の歯科医は、それまで3万本以上のインプラントを手がけたことが売りとしていました。しかし、数はこなしていたものの、技術的にはまだまだ未熟であり、それが失敗の悲劇へとつながってしまいました。インプラントの術数を強調する歯医者には気をつけてみましょう。

 

4 高齢者にインプラントを勧めている

インプラントは、金属の棒を顎の骨に埋め込むものです。骨は年齢とともにどんどん細くなってていきます。
やせ細った高齢者の顎に金属の棒を埋め込んだらどんなに危険なのか歯科医なら当然わかるはずです。
自分の歯と変わらず、ごはんがおいしく食べれますよ。といった誘い文句で70歳を超えたお年寄りに平気でインプラントをすすめている歯医者には要注意です。お金儲けしか考えていない可能性があります。

 

5 骨があるうちにやりましょうと誘う

良い歯科医師というのは、できるだけ歯を残そうとします。それにもかかわらず、まだ使える自分の歯を抜いてまで金属をいれなければならないとはおかしな話です。骨があるうちに、、とはいっても高齢者にとっては骨が薄くなっているところに金属を埋め込むため、はずれたり、神経を傷つけたりするトラブルが続出しています。このように誘う歯科医師は儲けのことしか考えていない可能性もありますね。

 

まとめ

良い歯科医師は、できるだけ自分の歯を残そうと努力してくださいます。歯科医師の言うがままにインプラント治療にあたってはとても危険です。失敗します。歯に関しては、患者と医師に情報格差がありますので、信頼できるかかりつけの歯科医をもつことが重要だと思います。