最近、こどもの虐待や里親の話を耳にするようになりました。
ご家庭によっても、よそのお子さんを預かって育ててみようかと話しているところもあるかもしれません。今回のテーマは、子供の里親になるには特別な資格など必要なのかというところです。
里親になるには何か資格が必要なのでしょうか?
虐待を受けたり、経済的な事情があったりして、実の親の元で生活することが難しいこどもたちのために、児童福祉法で里親に養育を委託する制度が定められています。厚生労働省もまた、里親委託を推進する取り組みをしています。
まずはじめにすることとは?
里親になるには、住んでいる地域を管轄する児童相談所に相談することから始まります。
心身とも健全で子供の養育に理解と熱意があり経済的に困窮していないなど里親になるための要件を満たしていることの他、指定された研修を受け、審査で認められれば里親の認定を受けることができます。
特別な資格などは必要ありません。
独身でも外国籍でも里親になることができます。
里親の多様なスタイル
里親にもいろいろなスタイルがあります。
週末や夏休みといった短期間だけ預かる制度や、障害のあるこどもや養育に困難を伴うこどもを預かる「専門里親」。数人の子を預かる「ファミリーホーム」、将来の養子縁組を予定して預かる「養子縁組里親」などもありますので、児童相談所によくご相談ください。
まだ里親になると決めていなくても構わないので、まずは気軽に話をきいてみてはいかがでしょうか?
まとめ
里親になるには特別な資格はいりません。
児童相談所に相談する。
↓
指定された研修を受ける。
↓
審査を経て里親になる。
以上の流れで里親になることができます。