梅雨はジメジメ~っと嫌な季節です。日本に住んでいる限りは避けては通れぬ運命とあきらめて行くしか無さそうです。ジメジメし過ぎて色んな所がカビたり、湿度が高いので、洗濯物から水分が蒸発して乾くまでに時間がかかる事でしょう。
そんな梅雨時にもうひとつ悩みになるのが、食べもののカビですよね。
今回は、梅雨時のお米の保管方法について考えてみました。
湿気の多い梅雨のお米の保存方法は?
保存方法の前に、梅雨場は、お米を買って長期保存することよりも、早めに使い切る量を買うことを念頭におきましょう。
夏場、梅雨時期は2週間以内に食べきれる量のお米を購入するようにします。
お米は野菜と同じで、生きて呼吸をします。
一見、長期保存ができそうに見えるお米ですが、実は賞味期限はあるのです。
記載されているのは、精米日だけですが、季節によって食べきったほうが良い時期というものが違います。
夏や梅雨時は特に早く食べきるようにしましょう。
梅雨時のお米の保存方法
お米は涼しい場所、温度が低く、湿度も低い場所に保管します。
さらに、暗い場所が良いとされています。
果たしてそんな場所ってあるのでしょうか?
身近に存在するところで、お米の保存に適した場所は、冷蔵庫内の野菜室です。
梅雨時は特に、お米を空気に触れないような状態にして、
野菜室に保存しましょう。
(※冷たい空気の噴射口からは離すようにしましょうね。)
豆知識 梅雨はなぜ梅という漢字が使われるのか?
梅が咲くには時期がずれているので咲く時期ではないとすると、どうやら梅の実が結実する頃と言う意味合いがあるそうです。
梅の実が付く頃になると降る長雨だから~梅雨と言うようになった説が、一番現実的だそうです。
他にも、梅雨(つゆ)は(ばいう)とも呼びますが、この(ばいう)と読む語源とされているのが、まだ梅雨と書いていなかった頃には黴雨(ばいう)と呼ばれていた時代がありました。
この漢字、黴(かび)と読むのですが、このカビが繁殖しやすい湿度の時期に降る雨と言う事で、黴雨(ばいう)と呼ばれていたモノが、ある時梅のばいが同じ発音と言う事で梅雨(ばいう)と言う事になって行ったのだろうと言われているのです。
梅雨の長雨による農作物への被害って?
さて、問題の梅雨ですが、長雨が続くと洗濯物の心配をしてしまう事が多いですが、この時期もう一つ注意して欲しいのが長雨による農作物への被害です。
かつて1993年には平成の米騒動なるコメの大不作事件が発生して、その年のコメの収穫量が例年の半分以下になる可能性が出てきたため、緊急で稲作をしているタイやアメリカなどから米を輸入すると言う事態になったのです。
実は日本のコメは他の国のコメと違って米に含まれる水分の量が多い事から、あの特有のもっちりとした触感が生まれるのですが、特にアメリカ産の長粒米は米の水分量が少ないので、普通に日本のコメを炊くのと同じ水加減で炊いてもパサパサになる事から、なかなか長粒米に慣れない人が続出しましたね。
また、タイ産のコメは比較的日本のコメに近いと言うか、そもそも日本に伝来したコメの元祖はタイなどの東南アジアから来ているので、まだタイ米の方が食べやすいと言う声の方が多かった様です。
と言う具合に、梅雨はなるべく例年通りに現れて例年通りに去って行ってもらわないと1993年の米騒動の様な事になる可能性もあるので、毎年ちゃんと梅雨が過ぎるのかどうかを天気予報や天気情報サイトなどでチェックして行くと面白いと思います。
まとめ
梅雨時期のお米は2週間以内に食べきる量で購入する。
お米の保管は、空気に触れないようにして野菜室に保冷する。
簡単にまとめましたが、梅雨時のお米の保管はこの2点を守ればほぼほぼ大丈夫だと思います。