ビスケットの日、偶然にもアニメキャラ死亡の日と一致。その本当の由来とは?

item_9502 雑学

ビスケットの日は全国ビスケット協会が1980年(昭和55年)に制定しました。
しかし、現在では偶然にもアニメ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のキャラ「ビスケット」の亡くなった日と一致するということでファンが騒然となっています。

今回は、そのビスケットの日について詳しく調べてみました。

 

ビスケットという言葉の意味

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まずビスケットという言葉ですが、これはラテン語で「二度焼かれたもの」という意味で、「ビス コクトゥス(BIS COCTUS)」から来ています。

ちなみに、「二度焼かれたパン」は「ビス コクトゥス・パーニス(BUS COCTUS PANIS)」ですから、もともとはパンの仲間ということであったと言われています。

 

ビスケットの始まりは?

人類がパンを作りはじめたのは、約1万年前で、石器時代の後半ですが、ヨーロッパでは航海や遠征のための食料として、日持ちを良くする必要があり、パンを乾燥させ、もう一度焼いたとされ、これがビスケットの始まりとされています。

 

ビスケットの日の由来は?

 

ビスケットの日は2月28日になっていますが、その由来は、1885年まで遡ります。

水戸藩士の医者である柴田方庵が書いた『方庵日録』や『方庵雑話』にビスケットいう言う名前が出てきますが、水戸藩はビスケットの保存性に着目し、その製法を知りたいということから、柴田方庵が長崎で作られていた方法をオランダ人から教わり、2月28日に作り方を記した手紙を送ったとされており、この日が根拠となっています。

 

また、「二度焼かれたもの」という語呂合わせから、「二」と焼くの「や」を「八」と捉えて、意味合いを持たせているということがあります。

 

ガンダム勢が号泣 ビッケットの命日と一致

アニメ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のキャラ「ビスケット」は2016年2月28日の放映で死亡しています。

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ビスケットの日と一致したのは偶然なのか?とネット上でガンダムファンが物議を醸しています。

ビスケットってどんな人?

ビスケット氏は、少年兵。16歳。恰幅の良い体格と穏やかな性格の持ち主。
過酷な任務に従事し、まともな教育を受けて来なかったCGSの少年兵達の中にあって唯一就学経験があり、識字率の低い鉄華団の中で文字を読み書きする事が出来た人物。

事故で両親を喪い歳の離れた双子の妹である
クッキー、クラッカと共に祖母の桜・プレッツェルの経営する
「桜農場」に身を寄せる。

しかし、栽培された作物はバイオ燃料の原料として安く買い叩かれる為、
一家の財政を支える為にCGSに志願した経緯があるらしい。

心優しい少年のようだ。

しかし、アニメではカルタからの猛撃からオルガを守る為に
その身を犠牲にして命を落とした。

 

そんな彼が2月28日に命を落とし、2017年2月28日は彼の一周忌ということでtwitter上では彼を偲ぶツイートが多数みられました。

 

ビスケットとクッキーの違い

ビスケットはクッキーとよく似ており、名前が違っているので別のものと思われがちですが、実は同じもので変わりはありません。専門家の間では、糖分や油分が多くて、どちらかというと手作り風のものをクッキーと呼んでいますが、中身は同じです。

ちなみにイギリスではビスケット、アメリカではクッキー、

フランスではビスキュイ、ドイツではビスキュイ―トと呼ばれていますが、アメリカがビスケットは柔らかい菓子パンのことを言うくらいで、厳密な区分はなさそうです。

また、ハードビスケットとソフトビスケットという区分も専門家の間にはありますが、こちらもまた厳密な区分はありません。

 

まとめ

ビスケットの日の由来は、2つ説があるようです。

1 ビスケットの作り方を日本人に伝えた日

2 2回焼く(二かい八く)の語呂合わせで、2月28日になった

この2つがビスケットの日が2月28日になった由来となっています。この日はおいしくビスケットを食べてみたいですね。

また、ビスケットの日である2月28日は、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の登場人物「ビスケット」が死亡した日と一致します。

ファンの間では偶然なのか?それとも作者があえて合わせてきたのかどちらなのか?と話題になっているようです。