歯ブラシが喉に刺さるのを防ぐ方法

時々歯ブラシの毛が喉に刺さって怪我をする人が居るんですが、それは一体ドコを磨こうとしてそんな所まで突っ込んだんだろう?と思う人も多いでしょう。

ただ、奥歯の一番奥の歯を磨いたまま歯ブラシをくわえてウロウロして、その時にドアにぶつかったりウッカリ歯ブラシが口の奥に進んでしまった場合は、もしかしたら歯ブラシが喉の方まで進んでしまう可能性があるのです。

歯ブラシでは無いですが、よく棒が付いているキャンディとか焼き鳥の串とかの棒が付いている系の食べ物は多いのですよね。それらを食べながら歩いたりして、子供が年間約50人ほど喉に棒が刺さったりして怪我をしたりしています。中には運悪く死に至る場合もあるのです。

歯ブラシの場合は幸いヘッド部分が丸くなっていて、しかも、串の様に細くなっていないので喉に刺さる場合は少ないですが、ただ毛が硬めだったりすると喉に傷をつける事もあるので注意して欲しいのです。

実際、歯ブラシが喉に刺さってしまう人はどんな年代の人が多いのかと言うと、一番多いのはやはり子供で、特に5歳未満の子供にその傾向が強く感じられます。

多分、歯ブラシをくわえたまま走り回ったり、ゴシゴシ歯ブラシを動かしていた勢いが余って喉の方に行ってしまったことが原因だと思うので、5歳未満の子供さんをお持ちのお父さんお母さんは歯磨きの際は付き添って見ていて欲しいですね。

また、口の中に残っている歯の本数が少なくなってしまったお年寄りにもその傾向があって、歯磨きをしていても歯が少ないので歯ブラシの毛で口の中を傷つけやすい状況になっている事から、喉の方まで歯ブラシを差し入れてしまう場合があるのです。

そうならない様に、家に歯磨きがおぼつかないお年寄りが居ると言う方も、歯磨き中は付き添って見てあげて欲しいですね。

とにかく、歯ブラシが喉に刺さると言う現象は基本的には不注意が原因で起きているので、その不注意を無くすことで喉の怪我を防ぐことが出来るのです。

それと、喉に刺さった時に怪我をしにくい様に、予め歯ブラシの毛の硬さはなるべく柔らかいモノを選んでおくのも得策です。

他にも、口に突っ込んでいいのはこの部分までと分かる様に歯ブラシの口に入れる柄の部分が細くなっていて分かりやすいモノも、喉の奥まで歯ブラシを差し込まない様に予防することも出来るでしょう。

そんな歯ブラシが喉に刺さるなんてあり得ない!と思っている人の方が多いと思いますが、歯ブラシなどの口に突っ込む系のモノは特に何があるか分からないので、注意しながら歯磨きして行って欲しいと思います。