小学校の連絡網用に、固定電話をもつ必要性はあるのか?

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今回のテーマは、小学校就学時に家庭では固定電話をつけておく必要があるのか?です。

以前、こどもが、自分の家の連絡網登録は携帯電話だから恥ずかしい。他の家のように固定電話がいいと言っていたことがあります。こどもの目には、携帯電話登録は数が少数だったのでしょう。。。少し恥ずかしいと思ってしまったのですね。

 

最近の連絡網事情

昔は小中学校の緊急連絡網と言うと、それぞれの家庭の固定電話の番号を記載したプリントを配られて、それをいつも見やすい場所に貼ったり置いたりしていたものですが、最近の連絡網事情はかなり変わってきています。

 

連絡網の電話番号は、小中学校関係者ではない外部の人にも知られやすいと言うセキュリティ関連の問題がある事から、最近では多くの学校で連絡網を廃止する動きが広がっているのです。

 

学校にもよりますが、電話番号を登録しておくタイプの連絡網では無く、LINEのグループを作ってクラスごとや学年ごとに連絡を回している学校もあります。

他にも、第三者機関でメール配信事業をやっている会社にメールアドレスを登録して、学年やクラスごとに連絡を送信する方法を取っている学校もあるのです。

 

メールやLINEでの連絡網だと、他の関係者ではない人の目によっぽどの事が無い限りは晒されることも無いので、それぞれの学校やクラスの機密事項が外部に漏れる事は殆どなくなると思うのです。

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固定電話を持っている家庭が少なくなっている

それに、近ごろは固定電話を持っている家庭が少なくなっている背景もある事も、連絡網自体の衰退化を後押ししていると言っても過言ではありません。

 

まだ連絡網が残っていた頃から、固定電話が無い&連絡網が回ってくる時間帯は仕事中の場合が多いから、連絡はメールで送信して欲しいと言う希望が絶えなかった事実もあるのです。

 

この、連絡網が回ってくる時間帯も仕事をしている背景には、共働き世帯が増加していると言うのもありますが、他にも母親だけとか父親だけと言う片親のこどもも多いと言う事情も増えてきているのです。

 

子供が連絡に対して応対できる年齢の場合、子供に連絡網の電話に出る様に言っている家庭もある様ですが、多くの共働きや片親の家庭は親が持っている電話にしか連絡が行かない場合が多いので、それで連絡が届かなかったり滞ってしまう場合が多くなって行ったのです。

と言う事から、連絡網を電話で回す必要性が無くなって、無理して電話番号を学校や隣近所に教えなくても良い?

 

と思う反面、いざ、子供や親が何かしらの事件に巻き込まれた~と言う場合に、誰かに電話で連絡を!と思った時に誰の連絡先も知らない?と言う場合にもなってしまうので、なかなか難しい部分でもあるのです。

 

子供や親同士が親しい関係の場合はメールアドレスや電話番号をお互い知っていたりする可能性もありますが、そうでない場合は全く学校の電話番号位しか知らない人も増えているので、何か事件的な事があった場合に備えて連絡先の交換をするべきなのかが今後の課題となって行く事でしょう。

 

しかしながら、単純にこれまで固定電話の書いてあった連絡先を携帯スマホの電話番号に帰れば良いのでは?という問題だけに済まさらないのが最近の個人情報保護の面倒さでもあります。

これは、あからさまにデメリットでもありますが、知らない父兄から電話が突然かかってくるのも嫌なものです。

何かを得るには、何かを捨てる。

まさに現代特有の問題といえるでしょうが、結論としては、携帯電話だけでも連絡網を回すのには問題ないといえそうです。