新年あけましておめでとうございます
と1月1日に届く年賀状は、久しぶりの友人から届くのも、職場のものも、毎年楽しみにしている人も多いことでしょう。ところが、近年、スマホやパソコンの普及でEメールやLINEで新年のご挨拶を済ます人が多いのも事実です。
果たして、この年賀状のかわりにメールやLINEで「あけおめメール」を送るという行為は失礼にはあたらないのでしょうか?
まず、友人間での場合です。
お互い住所をかっちりと知らず、普段の連絡もLINEなどで済ましている場合は、特に失礼には当たりません。お互い新しい年を喜び合うわけですから、LINEのスタンプなどもさぞ工夫されることでしょう。これに関してはむしろ普通ということが言えそうです。
ところが、これが成り立たない場合があります。
それは、どちらかが、手間暇かけて年賀状を出していた場合です。
このような場合、LINEだけで挨拶を済まさず(もちろん送信しても良いですが)
年賀状をくれた友人にきちんと返事を返すのが礼儀です。
このようにすることで、親しき仲にも礼儀ありという関係が保てます。
経験上、年賀状の返事のない友人には若干不信感のようなものが芽生えるからです。
基本はスマホでやりとりしても良いのですが、年賀状をもらったら返すということを覚えておきましょう。
会社間の場合
会社の上司にメールやLINEだけで新年のあいさつを済ませるのは非常に危険です。
もし、あなたのお勤めの会社がそのような風潮、文化がある。または、年賀状は基本的に無しでメールを推奨します。というような会社であればそれで良いのですが、基本的に上司に対しては、きちんと年賀状でご挨拶をするのが礼儀です。
ですが、最近では雇用形態が様々になり、わざわざ正社員の上司に年賀状など出さないというところも多いと聞きます。そこらへんは、昨年の状況に合わせて周りに聞いて行動しましょう。
ですが、一番やってはいけないのは、こちらも友人間同様、年賀状が届いているのにもかかわらず、メールやLINEで返事を返すという行為です。
私はなんと上司からこのメール年賀状をされ、常識を疑ってしまいました。
もう10年以上も前なのですが、上司自らが、年賀状が届いているのにもかかわらず携帯メールのみで済ましたというところに憤りを感じずにはいれませんでした。
この出来事は、年月が経った今でも記憶に残るほどの事件でした。
気にしないという人もいるかとは思いますが、この年賀状という日本の伝統文化は意外にこだわる人は多いものです。
会社間は仲間内より特に返事には気を付けておきましょう。
あと、親戚間は会社間に近いものがあります。
特に年齢を重ねていればいるほど、厳しい傾向にあります。
きっちりとした対応をしましょう。
まとめ
仲間内では、スマホを使った年賀状のやり取りで構いません。
しかし、職場では年賀状を使ってご挨拶をした方が良いでしょう。
また、どちらの場合も年賀状での挨拶は、年賀状を使って返事をするというのが相手に対しての礼儀となります。新年早々、ご自身の評判を落とさないよう気を付けてくださいね。