多くの方は、移動、旅行手段として車を使用します。中には、車は普段の移動手段として使用し、趣味を楽しむために鉄道を利用する方もおられます。鉄道での移動は車に比べれば不便だと思う方も多いかもしれませんが、鉄道には鉄道の良さがあり、多くの方を魅了する乗り物であることも事実です。そんな方たちの間で人気のある切符の一つが青春18きっぷです。そこで今回は、青春18きっぷで乗れる列車の種類についてまとめてみました。
青春18きっぷとは？
青春18きっぷは、5枚つづり11,850円で、1回あたり2,370円で一日JR線が乗り放題になる切符です。一日でどの程度移動できるかというと、例えば、仙台から名古屋や大阪、名古屋から高知、広島、博多など結構な距離を移動できるわけです。
どんなに移動しても1回当たり（一日）2,370円でよいのです。
ただし、移動できる列車の種類に制限があります。基本的には普通列車と、快速列車のみの利用です。つまり、特急列車、新幹線など特急料金などが発生する列車に乗車することはできません。青春18きっぷを使う上でとても大切なポイントですので覚えておくとよいでしょう。
普通、快速列車しか利用できないということは、当然移動距離が長ければ長いほど、所要時間も長くなります。ほとんど列車に乗りっぱなしという状態も珍しくありません。また、列車を乗り換える場合の時間を考えたり、列車が遅れた時にどう対処するかなど、入念な計画が求められる場合もあります。もちろん短距離の場合や、普通、快速列車の本数が多い区間ではあまり心配ありません。それで、青春18きっぷを使用して、長距離を移動しようと考えている方は注意してください。
青春18きっぷにある例外とは？
とはいえ、いくつかの例外があり、限定的な区間だけ特急列車に乗ることが可能です。その例外が認められるのは、普通列車が走っていない区間のみです。
例えば、北海道石勝線の新夕張〜新得間、東北奥羽線の新青森〜青森間、宮崎〜宮崎空港間です。覚えておきたい注意点として、普通車自由席のみの利用です。指定席には乗れません。また、この区間より前から乗る、後ろで降りる際には、乗車券や特急券が必要となります。
あくまで普通列車が走っていない区間を移動するだけの暫定的な措置となるということを覚えておきましょう。
新幹線では？
では、新幹線はどうでしょうか。やはりこちらも同様に乗ることはできません。ただし、こちらも例外があります。それは青函トンネルを使用する場合です。この場合、北海道新幹線の奥津軽いまべつ～木古内間に限り、新幹線の利用ができます。しかし、要注意点として、北海道新幹線オプション券が（2,300円）が別途必要になります。
まとめ
これらの例外措置を考えると、特急列車や新幹線に乗れるのは、普通列車が走っていない区間のみとなり、別途料金が必要になる場合もあるということです。繰り返しになりますが、青春18きっぷは、普通・快速専用の乗り放題切符と覚えておいたほうが良いでしょう。この注意点を理解しながら、青春18きっぷでの移動を楽しんでください。
