リネン生地って麻の生地の事じゃないの?麻にも色々ありまして、リネンはその中の一種類です

よく、洋服店さんなどに行って好みの服を選ぼうとする時に注意して見るのが、服の素材かも知れませんね。

綿なのか化繊(ポリエステルやアクリルなど)なのか、またはリネンなのか?を調べてから触って試着して、自分に合ったモノを購入するのが普通だと思います。

ところが、リネンと言うと服の裏の原材料タグには麻としか書かれていないので、麻で作られている服は全てリネンだと思い込んでしまっているのも事実です。

実際に、日本のファッション業界でリネンと書かれて売られている服の多くが麻と言う記載しかされていないので、麻=リネンと言う図式が成り立ってしまっているのかも知れません。

 

実際リネンって何?

実はリネンと言うのは、麻なのは確かなのですが主にアマ科の亜麻と言う種類の麻で作られている生地の事をリネンと呼びます。

リネンの他にも服などに利用する麻があるのですがそれは、ラミーと呼ばれる麻繊維になります。

ラミーはイラクサ科の苧麻(ちょま)と言う種類の麻なんですが、繊維が太いのでちょっと毛羽だったりチクチクしたりする特徴があります。

他にも、ヘンプと呼ばれる麻の種類もあるのですが、こちらはもっと繊維が太くて主にロープなどに利用されている事が多いのですが、紫外線を防止する効果が高いことが知られているので、夏は麦わら帽子ならぬヘンプ編み帽子などを作ると良いのかも知れません。

 

リネン生地の特徴って?

一方のリネンは、繊維が細くて柔らかいので、肌に直接身に着ける服などにも使われることが多い生地と言う事になります。

リネンの生地で作られた服は、肌触りがサラリとしていて汗などの水分を吸収しても乾きやすいのが特徴でもあることから、主に肌着や夏の服装に使われる事が多い事が知られていると思います。

ヨーロッパでは4千年以上昔から利用されてきた繊維で、日本でリネンが良く使われるようになったのは明治時代頃だと言われています。

 

あれと混同していませんか?

また、リネンと言うとホテルのバスタオルやフェイスタオルなどの事を指す用語としても知られているので、リネン?服のリネンかホテルのリネン?かと混同してしまう人も多い事実があります。

確かにホテルでリネンと言えば洗い替えのタオルやシーツなどの事を指すかと思いますが、普段はリネンと言えば麻の布地で作られた衣料品と言う事になるので、知らない人は最初のうちは混乱することもあるでしょう。

 

まとめ

と言った具合に、リネンの布地で作られた服は肌触りが良いので、まだ着たことが無いと言う方は一度試しに着てみてほしいと思います。

最近のユニクロさんでもリネン生地のお洋服に人気がでてきています。
一度足を運んでみるのも良いかもしれませんね。