老人ホームの種類や違いは?
70歳代に入れば、今まで介護をしていた側であったのに、もう介護をする側にまわることとなります。もし、あなた自身が老人ホームへの入所を初めて考え始めた。また、あなたの親御さんがそろそろ在宅での介護が難しい。。そう思いはじめたのなら、老人ホームの種類や違いを簡単にでも知っておく必要があります。
現在の資産を把握する
今現在の資産や家計の状況を見極め、介護施設への入所を具体的に考えていきましょう。
老人ホームへの入所は、ついのすみか選びになるかもしれない人生終盤の大事な決断となります。いざ介護が必要になったときに慌てないよう、体力と気力があるうちに最低限の知識を得て、家族との相談をも含め、早めに備えておくのが大事です。
まず最初に考えること
まず、最初に考えるのは、公的施設である特別養護老人ホームです。よく、特養(とくよう)と呼ばれるので聞いたことはあるのではないでしょうか?
立ち上がりや、排せつなどを自力でできない「要介護3」以上に認定された人が原則として対象となります。
利点は、入所時に、民間の有料老人ホーム(有料ホーム)などのように高額な入居一時金が不要です。比較的低予算で暮らせるのが利点です。
その反面、当然ながら入所希望者が多く、すぐには入れない狭き門です。
対照的に。。。
その対照的なものが、さきほど触れました有料ホーム(有料老人ホーム)です。
そのメリットは、入所しやすい点といえます。
その反面、入居一時金だけで、1千万円以上かかることも珍しくありません。
金銭的負担が大きいと言えるでしょう。
このために最近では
近年は、料金が比較的安い民間施設である、サービス付き高齢者向け住宅が増えています。
基本的には、月々の家賃などで済む施設も多く、負担が軽いのが利点です。
デメリットとしては、、
有料ホームと比較して、介護や医療の体制が手薄であるといわれています。
要介護度が高くなったときには、また別の介護業者と契約する必要があるためその分負担が膨らみます。
では、対策としてどうすれば?
要介護度が低いうちは、高額な有料ホームなどに入る前の仮住まいと位置付けて、料金が比較的安いサービス付き高齢者向け住宅を選ぶのもひとつの方法です。
ついのすみかのより良い選択をするためにも、施設の立地や間取り、費用などを下調べするためにも、見学会などに足を運んでみることも大事でしょう。
まとめ
いざ介護が必要となる前に、事前に家族との相談をしておく。
入居を想定して、備えを早めにしておく。施設の資料などには目を通しておきましょう。
出典 :熊日新聞 セカンドライフ