雨の日の体育の水泳は中止にした方がイイ理由とは?

梅雨明け頃になると各地の小中学校で始まるのがプールの授業だと思います。

小学生は何やら楽しそうにプールに入りますが、中学生位になるとちょっと面倒とか憂鬱そうな顔をしている子が増えてくる気がします。

そんなプールの授業ですが、私立の凄い学校でもない限りは外にプールがあるので、プールの水は天候環境によって汚れたり虫が入ったりする事も多いでしょう。

プール開きの前は、溜めていた水を抜いてキレイにプールの底の掃除をしてからまた新しい水を入れますが掃除の際には水底に潜んでいた生物や枯葉などのゴミがかなり多く蓄積しているので、そう言った系が苦手な人にはプールの掃除はかなり苦痛かも知れませんね。

そんな苦労の末やっとキレイな水が張られたプールですが、梅雨明けしないまま授業が始まってしまったりすると、雨に降られてプール授業が潰れることもしばしばあるのです。

しかし、プールも水だし雨も水なんだから特に問題は無いだろうという判断で授業を続行してしまうのは少々危険なのです。

ここ近年の雨の水は、地域によって差はあると思いますが、中国から飛んでくるPM2.5と言う有害物質などの汚染物質が含まれている事もあるので、うかつに雨水を浴びるのは良くないのです。

汚染物質の含まれた雨が身体に入ってしまうのはちょっと・・・と、生理的に心情的に受け付けない人も多いのとあと、有害物質が身体に入ってしまった場合に起こる可能性がある弊害にかかってしまった場合、学校側の責任問題にも発展する可能性があるので、なるべく面倒な事は避けたいと言う部分もあるのです。

所によっては、雨が降ったら水面にカバーをかけていると言う学校もあるそうなので、雨くらい大丈夫!とタカを括って授業を続行するのは早計だと思われます。

他にも危険があるとするならば、雨の温度はプールの水温より低い場合が多いので、泳いだ後に雨水を浴び続けていると体温が低下してしまう可能性があります。

本来プールの時間は晴れていて、プールから上がってちょっと日光で温まったプールサイドで冷えた体を温めるのですが、雨が降っているとそれが出来なくて体温が低下する一方になる事から、雨の日のプールは危険だと言われているのです。

もし、近隣の小中学校で雨の日でもプールの授業をしていると言う学校がある場合は、そう言った危険性もある可能性があるので市の教育課などの小中学校を管轄する部署などに相談してみたり、直接学校に注意するなどの対策を取った方が良いでしょう。