ケガもしていない。急に運動をしたわけでもないのに、天気が悪くなると肩こり・頭痛・関節痛がしはじめる。さらには、昔の古傷までも痛くなる。
それも一回だけではなく、ときどき痛くなる。そんなことってありませんか?
某番組でタレント北野武さんも、バイク事故の古傷がたまに痛くなることがあると言っていました。
ただ、なぜ突然痛くなるのでしょうか?
その原因のひとつは、「天気痛」のせいだといわれています。
ところで、天気痛って何なのでしょうか?
天気痛とは、自分のからだの痛みが天気に連動して起きているという現象です。
よく、おばあちゃんたちが言っている「雨が降ると膝が痛い」といった考え方です。昔は迷信と言われていましたが近年になり科学的に分析が進み、その治療法も確立されてきました。
そう。あなたの痛みは、もしかしたらこの天気痛の仕業なのかもしれません。
つまり、天気痛の対策をとることが、肩こり、神経痛、古傷の痛みの改善の近道となるかもしれないのです。
天気痛が起きる原因は?
天気痛のはじまりは、耳です。耳の内耳の働きの変化から起こります。
内耳の中にはリンパ液というものが流れています。体が傾いたときなど、このリンパ液の流れが変わると脳が傾いたと認識します。
ところが、天候が悪くなり気圧が変化すると、体が傾いていないのにリンパ液の流れが起こります。
脳はこのリンパ液の情報と、目で見る実際の情報に混乱してしまいます。
この混乱が、脳→交感神経→左足の痛みへとつながっていきます。
これが天気痛のおきる原因であり、皆さんの痛みの元となっているのではないでしょうか?
天気痛の対策 解消方法
天気痛を抑えるには、自律神経を整えることが大事です。これには、外部からのストレスもありますので、ストレスをなるべくためないような生活を送るよう心がけましょう。
そのためには。。。。
・毎朝同じ時間に起床する。
これは、体内時計を乱れさせないようにするためです。また睡眠不足からくるストレスも大敵ですので、十分な睡眠をとるようにしましょう。寝る前にスマホを見すぎるのも体内時計が狂う原因です。気を付けましょう。
・朝食をきちんと食べる。
納豆や豆乳など、大豆を使った食品を積極的にとりましょう。
日ごろから、栄養バランスの良い食事を心がけ、丈夫なからだを作りましょう。
さらには、ウォーキングなど適度な運動も継続していきましょう。
簡単なようですが、継続するとなると意外に難しいものです。
薬を服用する場合
また、内耳の働きという点から、乗り物用酔い止めを飲むという方法もあります。
しかし、これは一時的なものですから、長期的には規則正しい生活を心がけ自律神経を整えることで天気痛の対策をしていきましょう。
まとめ
肩こり、古傷の痛みの原因のひとつに、天気痛があることがわかりました。ヨーロッパでは天気痛はすでに認知されており、専用の天気予報まであるという話です。
たかが気圧の変化だと思わずに、規則正しい生活を心がけこの天気痛としっかりと向き合っていきましょう。