ななつ星in九州の乗車料金とその人気度に迫る!

JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」を知っていますか?

九州各地の観光地を巡るとともに、地元の食材や旬の食材などを使った料理を楽しみながら、九州を周遊できる列車のことです。

その料金は幾らくらいなのでしょうか?またどれほどの人気があるのでしょうか?

今回は「ななつ星in九州」の料金と人気度を調べてみました。

 

これがななつ星の全貌だ!

まずはじめに、「ななつ星in九州」の車両編成を簡単にご紹介します。

「ななつ星in九州」は7両編成で、1号車はピアノやバーカウンターが設けられている、ラウンジカーです。2号車はダイニングカーとなっています。3号車から7号車までは客室となっており、3~6号車はスイートルームで各車両3部屋ずつ、7号車はDX(デラックス)スイートルームで2部屋のみとなっています。

合計すると14の部屋しか設けられておらず、寝台列車とは全く違うタイプの列車、旅を楽しむために設計されている列車であるということが分かります。

ちなみにDXスイートのAタイプは、列車最後尾が大きな窓になっているため、流れゆく後ろの景色を独占できるという、なんとも贅沢な仕様となっています。

 

そのお値段なんと・・・

では、気になるお値段に移りましょう。

乗車する時期や選ぶコース、何人で利用するかによっても値段は多少変わりますが、スイートルーム2名1室利用時の一人当たりの値段は、1泊2日コースで30~33万円、3泊4日コースで63~71,5万円、DXスイート利用時は、1泊2日コースで38~45万円、3泊4日コースで80~95万となっています。

運行当初の値段が1泊2日コースで15~22万円、3泊4日コースで39~56万円であったことを考えれば、結構な値上げがされていることが分かります。

 

この値段の中に含まれているものとして、食事(1泊2日コースの場合、朝1回、昼2回、夕方1回、 3泊4日コースの場合、朝3回、昼4回、夕方3回)移動のためのバス等の運賃・料金、一部アルコールを除く飲料代金、観光に関わる代金(一部を除く)、宿泊代金(3泊4日コースのみ)となっており、一通り必要と思われるお金はすべて込みとなっています。

 

値段だけでなく、人気もすさまじい

さて、この値段設定をどう見るかは人それぞれですが、どれくらいの人気があるのでしょうか。次にその点を調べてみましょう。

先ほども取り上げたように、1度の旅に14組しか参加できないことを考えれば、申し込みが殺到することは容易に考えつくでしょう。申込者が定員を超えた場合は抽選となり、当選した方のみが乗車を許される、特別な列車なのです。

 

2017年3月から9月出発分の設定部屋数は168部屋ですが、申込件数は国内外合わせ3,774件にもなりました。

このうち国内からの申込数は3,668件で、倍率は30.6倍、国内外の平均倍率は22.5倍と、かなりの人気があることが分かります。そして最高倍率はDXスイートAの102倍でした。
(参考までに前回の申込件数は4,736件で、倍率は24.1倍となっています。)

 

これまで5度にわたり値上げされているにもかかわらず、倍率が下がらないことから、「ななつ星in九州」での旅のレベルの高さ、人気度をうかがい知ることができます。

 

まとめ

今回は、「ななつ星in九州」の値段や人気度を調べてきました。どのような列車か、どんな反応があるのかを少しお分かりいただけたと思います。もし九州に行く機会があったら、乗車しなくても一目見て、クルーズトレインの豪華さを肌で感じてください。