東京で一人暮らしをするための生活費シュミレーションをしてみました。

高校や大学を卒業して新社会人になる方の中には、東京での生活に憧れている方もおられるでしょう。特に地方出身者であるならその憧れはより強いのかもしれません。では実際に東京で一人暮らしを始めようとすると、どれくらいの費用、生活費が必要なのでしょうか。今回は、実際的なシュミレーションを行い、必要費用を探ってみたいと思います。

 

まずはじめに、どんな出費が予想されるでしょうか。必ず発生してくる費用は、家賃、光熱費、食費、通信費などです。これに追加で、消耗品、保険料や衣類代、趣味や気晴らしのための費用も必要かもしれません。では具体的に一つ一つの項目を掘り下げていきましょう。

 

必要経費のシュミレーション

家賃:家は生活の拠点となるため、慎重に選びたいところです。しかし家がある場所や広さ、家の築年数などで値段にかなりの開きが生じます。自分の給料に見合った家を選択することで、バランスの良い生活を送ることができます。例えば、東京都で都心3区と呼ばれる千代田区、中央区、港区は、ワンルームでも家賃が10万円以上するのは普通かもしれません。

副都心と呼ばれる新宿区、渋谷区などでも家賃に大きな差はないと考えましょう。一般的にこのエリアから離れれば家賃は下がる傾向にありますが、交通の便が良い駅近くなどの物件は、都心、副都心エリア以外でも家賃が高い傾向にあります。

それで家を決める際、どこに重点を置いて家を探すのかをしっかり考えるとよいかもしれません。交通の便を重視するのか、部屋の広さや間取りを気にするのか、周辺環境を重視するのかなどです。

一度家を決めると、よほどのことがない限り、すぐに引っ越しすることにはならないと思いますので、慎重に選びましょう。

次に考えたいのは、光熱費です。電気、水道、ガスは基本料金が決まっていますので、光熱費を抑えようとしても限界があります。電気はこまめに消す、ガスを料理やお風呂使用時に使う際は、使用時間をなるべく短くするなどの方法しかありません。もちろん、オール電化なのか、都市ガスかプロパンガスかなどで、差は生まれますので、光熱費の節約につながるかもしれません。ちなみに東京で一人暮らしをしている方の平均光熱費は、8,500円程度となっています。

 

食費はどうでしょうか。これは家賃の次に、大きな開きが出てくる出費だと思います。自炊と外食の頻度を調整することで、節約を心がけることができます。月2~3万円に抑えることができれば上出来といえます。

 

通信費も、多少の節約ができるかもしれません。自分の用途に合った通信会社や料金プランを見つけることで、5,000円程度節約できた方もいるようです。こちらの平均額は1万円です。

 

新卒時の給料を考えると、予算が見えてくる

このほかにその他の出費として、消耗品、保険代や衣類代などがあります。節約するなら食費に加え、このあたりの出費なのかなという気もします。こういった出費を考えてみると月10~20万円は必要となりそうです。

高卒の平均年収は150~180万円なので月の手取りが12~13万、大卒の平均年収は200~230万円なので月の手取りが、15~17万円というデータも出ています。(新卒時)こういったデータを参考にしながら、一人暮らしができるかどうか、自分の負担にならないかを考え、シュミレーションしてみるのもよいでしょう。

 

今回は、東京で一人暮らしをした際のシュミレーションを考えました。このほかにも、実際に東京で一人暮らしをしている方の経験を聞くのも役立つことでしょう。あなたの東京一人暮らしの夢が実現することを願っています。