男性用のスーツの上着とジャケットってどう違うの?

ジャケットとスーツの上着の違いですが、ジャケットはトップスの羽織りであり、ボトムスを自由に選ぶことができるのに対して、スーツはジャケットにプラスしてボトムスも同じ素材で作られているセット商品になります。

そのため、スーツの上着はボトムスとあわせて1つの服と考えたほうが良いです。

 

また、上着にはブルゾンと呼ばれるものがあり、これは裾を絞ってあるジャンパーとも呼ばれるものですが、ジャケットではウエストからヒップほどの着丈で裾が絞られることもありません。

着丈がヒップよりも長いものになれば、薄手の素材であってもコートと呼ばれることになります。

 

ジャケットの種類

ジャケットは、スーツのトップスとしても違和感のないようなデザインの物もありますが、幅広い種類があり、ダウンジャケットやライダースジャケットなどカジュアルで普段使いのできるものも含まれています。

 

スーツの場合

一方、スーツになるとビジネスやかしこまったシーンで着用されることになります。同じような形であっても、トップスとボトムスの素材が違うものを組み合わせればカジュアルな雰囲気とみなされてしまうために、スーツでなければならないという場もあります。

 

スーツの種類

スーツの種類ですが、一般的にはトップスにジャケットを着用してボトムスにパンツ、女性であればスカートであることもあります。これはツーピースタイプと呼ばれていますが、同素材でベストがセットになっているものはスリーピースと呼ばれます。

また、素材やデザインによってもさまざまな名称がつけられています。ボタンの数でも名称となることがあり、縦一列にボタンが配置されているものはシングルボタンと呼ばれ、二列に配置されていて前の合わせが深いものはダブルボタンと呼ばれています。

スーツでは、トップスとボトムスが同素材である必要があるのですが、ペアで着用していてもボトムスの方が先に劣化してしまうことも多いものです。

ボトムスが着用できなくなっても同素材のボトムスだけを単品購入するのは難しくなってしまい、まだ着ることができる状態のトップスまで着るシーンがなくなってしまいます。

そのために、トップス一枚に対してボトムスは二枚セットで販売されていることもあります。これをツーパンツスタイルとも言います。

 

まとめ

形の似ているスーツの上着とジャケットですが、基本的には同じものと思わないほうが良いようです。余ったスーツの上着をジャケットとして活用できるのでは?と思われるかもしれませんが、スーツの上着の場合、ややタイトに作られているため、見る人がみればすぐにスーツの上着と見抜かれてしまいます。

今後のファッションセンスを維持するためにも、スーツの上着をジャケットとして使用するのは控えたほうがよろしいかと思います。