カンボジア渡航時のビザ申請に関する注意点

カンボジアへ旅行する際、必ず必要なものがあります。それはビザです。そこで今回は、ビザの取得方法や注意点などをまとめ、順調に入国できるよう、事前準備に役立てていただければと思います。

ビザを取得する方法

カンボジアのビザを取得する方法は四つほどあります。

①大使館、もしくは名誉領事館に行き、窓口にて発行してもらいます。札幌、東京、名古屋、大阪、福岡などにあります。

②郵送で申請できます。

③インターネットのe-vizaで取得できます。

④カンボジアの空港で取得します。

 

今回はそれぞれの取得方法の注意点を取り上げてみます。

 

1 日本の大使館に申請しビザを取る

まずはじめに、大使館や名誉領事館に行き、ビザを発行してもらう場合です。この場合、支払いは日本円のみになり、発効までに一週間程度の時間が必要です。当然ながら、申請時と発行時の2回、大使館に足を運ぶことになり、時間と手間が必要となりますので、近くに大使館がない方はほかの方法を考えたほうが良いかもしれません。

 

2 郵送で申請する

次に郵送で申請する場合です。家の近くに大使館がない場合や、何度も行き来している時間がない方にはおすすめの方法です。パスポートや申請用紙、返信用の現金などをまとめて送り、大使館にて発券され次第、パスポートにビザが貼り付けられ、返信されてきます。郵送は東京にある大使館でしか取り扱っていませんので注意してください。また、ビザ申請代のほかに、郵送費が発生するため、申請費はほかの方法に比べて高くなる点も覚えておきましょう。

 

3 カンボジア経路でビザを申請する

次の方法は、e-vizaを取得する方法です。おそらく一番便利で簡単な方法かと思われます。基本的には必要情報を入力し、クレジットカードで支払うだけです。ただし、カンボジア外務省の公式ウェブサイトでしか申請できないため、画面表記は日本語になっていますが、入力はすべて英語で行う必要があります。英語が苦手な方は苦戦するかもしれません。また、ビザには顔写真を入れる必要があるため、最近撮った自分の顔写真も必要になります。申請後、発券次第メールでPDFファイルとして送られてきますので、それを印刷して準備完了です。

 

これら3つすべてに関係する注意点として、ビザの有効期限は発効から3か月以内です。余裕をもって早く申請しすぎると、有効期限が切れてしまう可能性があるので気を付けましょう。また、カンボジアに滞在できる最長期間は30日となっているので注意してください。

 

4 現地の空港で申請する

 

最後の方法は、現地の空港で申請するという方法です。ビザの申請を忘れた方、準備できなかった方、日本での手続きは面倒なので現地でとりたい方などが利用するとよいでしょう。カンボジア入国前にビザの申請用紙に記入しお金を渡すだけですぐに発行してくれます。ただ、多くの旅行客もビザを取るために集まっているため、窓口には長蛇の列ができているときもあります。並ぶのが嫌な人はこの点だけ注意してください。

 

忘れてはいけない入国の際の注意点

そして最後の注意点として、カンボジアへ入国する際に、パスポートの有効期限が6か月以上残っていることと、ビザを持っていることが絶対条件となります。ビザは空港で申請できたとしても、パスポートの有効期限は空港ではどうにもなりませんので、よく確認してからカンボジアへ渡航してください。

 

今回は、カンボジア渡航時のビザ申請の注意点をあげてみました。4つほどの方法がありますので、自分に一番合った方法でビザを申請し、カンボジア旅行を楽しまれてください。