鉄道忘れ物市にはいったいどんなものが売ってある?

何気に目に留まった新聞広告。鉄道忘れ物市と書いてありました。名前こそ聞いたことがありましたが、実際に足を運んだことはありませんでした。聞いた話では、名前の通りではありますが、電車に乗った人が忘れた物を販売しているとのこと。いったいどんな物が売ってあるのかわくわくしながら、覗いてみることにしました。

その前になぜ鉄道忘れ物市で忘れ物を勝手に販売しても良いのか気になりませんか?
法律的に問題はないの?という話です。いったいどんな理由で電車や駅構内で忘れ物をすると鉄道会社に落とし物の所有権が移るのでしょうか?

実は、「遺失物法20条」というものがあります。
所有権が移る訳ではなく、保管が難しい場合や、遺失物の公示から2週間経過したものは売却して経費を差し引いたものを代替物として良いという決まりがあるそうです。
知らなかったなー。

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お伺いしたのは、熊本県のスーパー、ゆめマート店内特設展示場です。
新聞広告には 日間という期間がありましたので、いいものがなくなってしまう!
そう思い初日に行ってみることにしました。

まず、最初の印象ですが、え?たったこれだけしかないの??です。
想像していたのは、選びきれないほどの商品群。広大なスペースです。
実際ものの数分で見終わるほどの量でした。。。

 

鉄道忘れ物市で主に売ってあるもの

1 かさ

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紳士ものから、婦人ものまで用意されていました。新品ではないので、やはり使用感はありますね。
これこそ駅や電車に限らず忘れ物しやすいもの第一位ではないでしょうか?
今まで何本忘れ物をしたことか。。。

2 本

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いろんなジャンルの書籍が山積みになっていました。考えてみれば確かに本は電車や駅構内に忘れていきそうですね。

3 ゴルフクラブ

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これって忘れていくかな??と思います。しかもセットではありません。
近くを通ったおじさまも、こんなものまである。。。と唸っていました。。。

4 時計、メガネ

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身に着けていたものを外してリラックスしていたら、そのままにしてしまったのでしょうか?
確かに忘れていきそうです。あっと思ったら忘れてた。。。みたいな。。

5 アウトレット品

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鉄道忘れ物市とはいっても3分の1程度は、このアウトレット品になっていました。
聞けば、最近の忘れ物の量や売れ行きから、このようなアウトレット品を混ぜていかないとやっていけないとのことです。ここでいうアウトレット品とは、質流れ品やメーカーに未使用の状態で返品された商品などです。最近の忘れ物市ではこのような商品が必ずあると思って良いとのこと。

 

まとめ

初めて行った鉄道忘れ物市ですが、これを主催する会社や都市、会場によってその規模は変わるそうです。私が行ったのは人口の少ない街で開催されたものでしたから、かなり小規模だったのでしょう。
探してみればリサイクルショップや、オークションよりもはるかに安い掘り出し物が見つかるかもしれません。
皆さんも一度お伺いしてみるのはいかがでしょうか?