元生協職員です。生協に就職した場合、そのノルマはきついのか?という点で、職員目線、さらにはそのノルマ達成のためにおすすめられる組合員さんの目線から、この状況を見てみたいと思います。
私が入社したときには、2000年くらい。
既に配達業務の方では厳しいノルマが横行していました。
当時は労働基準法などあってないようなものです。
※ちなみに生協では、ノルマという呼び方はしません。ここはどこの会社でも同じではないのかな?
目標数値、または予算と呼びます。
使い方、予算達成できるかな? 目標数値を達成するためには。。。。
などです。
では、生協に勤務するといったいどんな種類のノルマが与えられるのでしょうか?
取り組みの難易度の順に並べてご説明します
1 新しい組合員を増やす
2 コープ共済
3 おすすめ商品
主な営業はこの3つです。
それぞれ数値が与えられるています。
例えば、新規組合員であれば月に5人増やそう。
コープ共済であれば、月に10件はとろう。
おすすめ商品であれば、今週は洗剤を100個売ろう
などといった感じです。
ノルマがきつい。
この言葉もとりようです。
というのは、本当に厳しい会社であればノルマが未達成の場合自然に退職を余儀なくされていく仕組みであるのに対して、生協の場合ノルマが未達成でもクビにはなりません。
かわりに待つものとして
1 所属チームのリーダー格の人間の出世に影響
2 達成者の前でロールプレイをして恥をさらす
3 事務所の数字がいかなかった場合、戦犯探しがはじまる。
このような感じで、黒板のグラフがじわじわとクビをしめていくのです。。
まあ、営業職なら当然。。。
と思わないでくださいね。
生協で働く志をもった方達は、営業をしようと思って、勧誘が好きで
働きにきたわけではありません。
配達を通して、組合員さんとの明るいふれあい。これをイメージされていたのです。
現実は無惨にも、数字として突きつけられます。
その結果、おすすめでもない商品を、お願いします。。。。と仲の良い組合員さんに依頼することになるのです。
それが、100円、200円の商品ならいいよ。。となるのですが、
毎月数千円の共済ともなれば、話は別です。
おつきあいとして担当のお願いを聞くこととなる組合員さんもはなはだ迷惑なことでしょう。
こうして数字を課せられた現場の担当が、パソコンではじき出され、各事務所に割り振られた数字を追いかける。このような図式ができあがるのです。
さらに運が悪いことに、生協のカタログに掲載されればそれなりに売れると見込んだメーカーが、ぜひ私たちの商品を売り込んでください。とお願いにきます。
最終的には、現場の配達担当は上の決定に従い、サンプルを渡され毎回おすすめです。
とおすすめでもない商品を案内することとなります。
商品数は何百種類もあり、ヤクルトなどとは比べ物にならない数です。