カンボジアを観光するベストシーズンはこの時期だ!

海外旅行に行こうと思った時、何を参考に旅行先を決めますか。どんな観光地があるか、費用はどれくら必要か、ベストシーズンはいつか、治安はどうか、交通の便はどうか、など考慮する様々な要素があります。なかでも、どんなシーズンに行くのかは大切です。渡航先の天気次第で、旅行プランを変更する必要が生じたり、きれいなロケーションに巡り合えるかなどの状況が変わるからです。そこで今回は、人気のある海外旅行先上位にランクインしている、カンボジアのベストシーズンや年間の天気についてご紹介できればと思います。

雨が少なく、比較的涼しい時季を狙おう

カンボジアの観光ベストシーズンは12月から2月です。この時期のカンボジアは乾季にあたるため、1か月に一度雨が降るか降らないか、日中の気温も30℃台前半のことが多いため、観光地巡りには最高の時期です。

カンボジアといえば、多くの方がアンコールワットを思い浮かべると思います。アンコールワットや周辺の遺跡群はとても広いため、1日で周ることはほぼ不可能です。まして、一つ一つをじっくり見たいなら3日間程度は必要です。

遺跡探索の主な移動手段は徒歩ですので、炎天下の中をずっと歩いて移動するのは、想像以上にハードなものです。体力を消耗すると同時に、熱中症や熱射病になる危険もあります。逆に移動中に雨が降ってきても、どこかで雨宿りしなければならず、雨が止んだ後の道中もぐちゃぐちゃの泥道を進んでいくことになるため、雨も避けたいものです。また、雨が多いと蚊もたくさん発生し、デング熱に感染する可能性もあるため、注意が必要となります。

これらのことを考えると、暑さと雨の心配をする必要がない、12月から2月はまさにベストシーズンといえます。

四季がない?カンボジアの気候とは。

次に、カンボジアの年間の気候についてです。カンボジアには、日本のような四季がありません。一年を通して30℃以上の気温が続く熱帯地域だからです。そのため乾季か雨季のどちらかの季節しかありません。日本の冬にあたる12月や1月は、1年の中で一番気温が低い時期です。朝晩は25℃以上、日中では30℃台前半の気温になります。

逆に最も暑い時期は3月から5月で、日中の気温が40℃以上になることもよくあります。

乾季、雨季の区切りをつけるとするなら、6月から11月頃までが雨季、12月から5月頃までが乾季となるでしょう。雨季といっても日本の梅雨のように、何日間も雨が降り続けるわけではなく、毎日夕方に1時間程度のスコールがあるくらいで、それ以外の時間は晴れていることが多いです。

ただ、最近の異常気象の影響のせいなのか、スコールの時間が長かったり、朝や夜に雨が降るときもあり、スコールの時間が予測しにくくなっています。スコールが降り出すと、地元の人は外出をやめ、雨が止むのを待つことが多いです。雨が強すぎるので、外に出てもすぐにずぶぬれになり、活動ができないためです。

一方で乾季は、朝から晩までただただ暑さが続きます。雨も1か月に1回降るか降らないかくらいです。ただ、海水浴やシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しむには最高の時期です。また、日本で食べる機会が少ない果物がとてもおいしい時季でもあるので、一部の旅行者にとっては、魅力的な時季なのかもしれません。

まとめ

今回は、カンボジアの気候についてまとめてみました。ベストシーズンの12月から2月に観光地を巡るのがおすすめです。しかし敢えてそこを外して、熱帯ならではの気候や、激しいスコールなど日本ではなかなか体験できない気候を体験してみるのも、良い刺激になるかもしれませんね。