速読のトレーニングを独学で簡単に行う方法

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速読に挑戦したことはありますか?

私はあります。

実際それって継続できました?

ほとんどの方の答えはNOだと思います。

一番の理由は、目を忙しく動かして読んでも頭に入らないし、何よりも楽しくないのです。

読書って、楽しい時間ですよね。

 

確かに、読書にそんなに長く時間が割けない。。。。という方は多いです。

そのような方こそ急いで本を読む必要があるのですが、

実際に読んだ気になるのと、内容を理解して読み終えるのとでは、結果が全く違います。。

 

前置きが長くなりましたが、今回は独学でできる、速読法のご紹介です。

目標は、ビジネス書を1冊10分で読んでしまうこと。

このためにいったいどんなトレーニングが必要なのでしょうか?

 

巷の速読法にある右脳、左脳???

視野を拡大させる? これらは一切関係ありません。

難しいことをする必要はありません。ぜひご覧ください。

 

速読に適した本とは?

 

皆さんに、ひとつ知っておいてほしいことがあります。

速読術をマスターしても、速読して良い本と、速読してはいけない本があるのです。

それは、皆さんのタイプによって少し違うので、ご説明します。

 

①速読に適した本

自分が読みたいと思い書店で手に取った本です。(またはAmazonでクリックしてしまった本。)

これに関しては、興味があるジャンル、または著者と同じような基礎知識があるかと思います。

書かれている内容に既に知っていることが多いため、自分が知らない知識や独創的なアイデアに注目して本を読み進めるだけです。

まさに速読にうってつけの本といえます。

 

②速読しない方が良い本

いわゆる自分の知らないジャンルの基本書、マニュアルになります。

そのジャンルにおいて基本となることが書かれているため、速読には適していません。

このような本の場合は、速読をするのではなく精読することをおすすめします。

 

③速読が絶対にできない本

残念なことに、小説、物語、短歌など

味わいを深めるジャンルの本です。

時間をかけて味わうことが楽しいのに、速読してしまっては意味がありません。

こちらも②と同様、あえて精読するべきです。

 

以上のことから、選ぶ本によって速読の対象となるのか、ならないのかがわかると思います。

これだけ分かっただけでも、速読のイメージがつかめたのではないでしょうか?

そう。あなたの得意なジャンル、好きなジャンルの本こそ速読できる本なのです。

また、自分の専門外の本、また小説などは、速読の対象から外れます。

これだけ知っておくだけでも、読書の時間配分が大きくかわります。

 

まずは、むやみに何でも速読はできない。ということを知っておいてほしいのです。

 

ビジネス書を戦略的に読むトレーニング

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好きなジャンルの本といえば、人それぞれ違います。

しかし、ビジネス書は自分を成長させるという点からみても、また皆さんに共通するジャンルという点でみても速読の対象となります。

 

ビジネス本を戦略的に読むのであれば、本を読むことに時間をかけてはいけません。

本はあくまで皆さんの想像力を膨らます材料であり、目的ではないからです。

目指すのは、あくまで本を読んだ後の成長した自分なのです。

 

本の中に書いてある、重要なアイデアと役立つ情報をいち早くみつけるために、具体的に速読の方法を解説していきます。

 

速読のトレーニングのやり方

 

1 まず目次を読み、内容をざっと理解する

まず初めにすることは、いつもは読み飛ばすであろう目次をしっかりと読むことです。

目次を読むことで、その本を通して自分は何を知りたいのか。また何が学べるのかを考えてみましょう。

これを初めにしっかりやっておくことで、本文を読む時間が劇的に短くなります。

目次を読むことは、潜在意識の中に読むべき箇所を植え付け、自分の関心がどこにあるかをはっきりさせることができます。

これで的を絞って効率的に読書をすることが可能となります。

 

2 序章と第1章を読む

良書と呼ばれる本は全て、序章または第1章のどちらかに要点が書かれています。

著者の主要な論点や発見、アイディア。そして著者が本当に言いたいことは冒頭に書かれています。

 

 

3 各章の第一段落を読んでいく

各章の第一段落だけを読んでいきます。これだけで大丈夫なのか?と思われるかもしれませんが、2割から3割の文章しか読まなくても、8割9割の内容が不思議と理解できるようになります。

各章に有益な情報がひとつだけあると推測すると、最初の段落を読めばおおよその内容が理解できてしまいます。

また、第一段落が重要と判断した場合は、次の段落も読み進めてかまいません。

 

4 最後に最終章とエピローグを読む

序章または第1章に重要な点が集約されていると説明しましたが、最終章またはエピローグにも再度重要事項が書かれていることが多いです。

そのため、第一段落読みをした頭を整理するためには、最終章とエピローグを読むことが大切となります。

少なくともどちらかに著者の言いたいこと。また要点が書かれていることが多いです。

 

5 日記やブログに残す

読書が終わった後、自身の日記、またブログなどやっていれば、「読んだ本のタイトル」「著者」「アイディア」「役立つ情報」を書き残します。

本を読んだ直後であれば、記憶は新鮮なため5から10分で終わります。

そして、その日記やブログを1週間後に再度読み直すことで、本の内容を驚くほどおぼえることができるはずです。

 

 

速読トレーニングまとめ

いかがだったでしょうか?

これまで、目を急いで動かすトレーニングを重要視していた方法と比べれば、驚くほど簡単な手法だとわかったかと思います。

この速読法で、皆さんのビジネスにおいて役立つアイディアは、いくつも湧いてくるようになるはずです。

1冊読み終えるたびに、皆さんの知識は増えていきます。また、さらに能力は上がり、自分に自身がついていくはずです。

会社の同僚が皆さんの変化に気づきはじめたら、速読の効果が出始めたたということになります。

 

早速、今日から本屋さんに立ち寄り実践してみてください。

1冊の本から多くを学ぶ必要はありません。1つのビッグアイディアといくつかの役立つ情報が得られれば十分です。

それが終われば次の本へ移りましょう!