生協配達員の仕事内容 給料や年収は? ノルマはあるの?

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生協配達員の仕事に応募しようと思われている方も多いと思います。今回は、生協の配達員(地域担当)の仕事に焦点をあて、その給料から年収。そして気になるノルマはあるのか?というところに迫ってみたいと思います。

 

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まず、生協の配達員の仕事内容です。

生協配達員の仕事は大きく2つ

①配送業務

②営業

この2つを同時に行います。

配達だけでよいと思われる方が多いのですが、商品普及や、組合員を増やす活動があります。

 

 

①配送業務

①商品配送について

組合員さんが、インターネットや注文書に記入し注文した商品を配送します。お客さんは組合員制ですので、ルート配達となります。

週に1回の配送になり、月から金曜日まで5日間の配送ルートを覚え、その地域の配送をすることになります。

2トントラックを運転することになります。(クロネコヤマトと同じサイズで、普通免許で運転可能)運転が得意に越したことはありませんが、大きい車が苦手だとはじめは苦戦するかと思います。

 

配送荷物の量は?

女性でも可能な量を配送することになりますが、荷物が多い時ももちろんあります。一番重いものはビールのケースやお米10キロになりますが、お客さんがどれくらい注文するかにもよります。

夏場は暑い中配送するため、体力勝負の仕事ともいえます。

 

配達時のお客さんとのコミュニケーション

お留守の場合は、玄関先に保冷して置いておくことが可能です。そのため不在票などは発生しません。在宅の組合んさんとは少なからずコミュニケーションが発生するため、人とお話するのが苦手という方は厳しいでしょう。

 

②営業活動について

生協とはいえ、新しくお客さん(組合員さん)が増えないことには、事業が縮小してしまいます。これはどんな業界にもあてはまるのですが、生協も例外ではありません。

生協配達員の営業は主に2種類

①新規組合員を増やす活動

②ルート配送の組合員さんへの商品提案

この2つです。

 

①組合員さんを増やす活動

こちらは主に個別訪問を行い生協をとりませんか?という勧誘

もしくは、今いる組合員さんからのご紹介にて増やす方法があります。

 

組合員さんのご紹介をうまくもらえれば、目標をクリアするのはたやすいでしょう。そのため、新聞屋さんやNHKのような戸別訪問ばかりしなければならないとも限りません。

しかしながら、研修にて戸別訪問の練習はあると思って良いでしょう。

 

②お客さんへの商品提案

具体的には、生協の食材をおすすめします。

単価が高くないため、比較的簡単な営業といえます。
組合員さんに気に入られれば、予想以上に注文をもらえ、営業が楽しくなることでしょう。

これは、フリーマーケットや、学園祭、文化祭の模擬店レベルの営業力で大丈夫です。普段のお客さんとの接し方が重要です。

しかし、コープ共済の販売はやや難易度が高いといえます。
これに関しては、研修があり、各生協とも力をいれて取り組んでいます。

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ただ、1000円程度で商品力があるため、お客さん側から加入したいという場合も多く、思っている以上に販売するこができます。

営業活動に関しては、人と接するのが好きな方は比較的楽しんで行えると思います。また、車や不動産営業とは違い、売りやすい商品が多いため、難易度はあまり高くないと思って良いでしょう。

コンビニのおすすめよりは、うまくいくと思います。

 

ノルマはあるの?

毎月、目標数値が与えられます。

生協といえども、慈善活動ではないため、各個人に目標数値というものがあります。

しかしながら、営業1本の職種と違い、配送と併用して行うため厳しくはない目標といえるでしょう。

また、担当間で競争が発生するため、恥かしい数字を出すわけにはいかず、必然的に努力することとなります。

ノルマがあって苦しいというものではなく、目標達成のために他の担当と和気あいあい、切磋琢磨しながら頑張るイメージと思って良いかと思います。

ただし、営業から逃げ続けると業務がまわらず、自分の首を絞めることとなります。目標数値は適正なため、活動を普通に行えば十分に達成できるノルマということができます。

前向きにとりくめば、程よい目標だと思います。

また、営業に対するインセンティブは、各生協で異なるようです。基本的にはインセンティブはあまりないようです。

 

給料や年収は?

給料は、当たり前ですが、正社員と契約社員で違います。

正社員の場合、独身で年収300万から350万くらいです。
(田舎の生協の場合)

給料に換算すれば、月収23万、賞与35万 夏冬ほどでしょう。

扶養家族が2人いる場合、年収は500万ほどとなります。

都会の生協の場合は、これより高くなる傾向がありますが、各生協の売り上げ状況で、給料の額から、賞与の有無が変わりますので、黒字の生協かどうか、就職前に確認することも必要です。

また、契約社員の場合、時給契約となる場合があります。

他の職種よりやや高い傾向があるようです。

(田舎で、900円代。)

ただし、正社員への登用制度があるため、努力すれば昇給、昇進することもできるでしょう。

ここは、今後のライフスタイルにもよりますが、以前と比較してだいぶ改善されたところです。(以前は登用制度が不明瞭だった)

 

まとめ

生協の仕事は、クリーンな仕事で、人のお役にたてるいい仕事だと思います。その反面、暑さや寒さ、天候に苦しむことも多いですが、人と接する仕事のため、お客さんのふとしたやさしさに触れることも多いです。

営業が最初から嫌いな方は不向きですが、決してノルマが高いわけではなく楽しんで行える営業です。

毎日変化があり、流れ作業が嫌いな人にはいい仕事です。

人と接するのが好きで、体力のあるかたはおすすめですね。