西郷隆盛という明治維新で活躍した歴史上の人物はご存知かと思います。NHK大河ドラマ「西郷どん」で改めてクローズアップされましたが、幕末の日本を語る上で欠かすことのできない人物であり、今でも日本中から愛されています。
今回は、その西郷さんの子孫にスポットをあてて調査してみたいと思います。
まず西郷隆盛の婚姻歴についてです。
西郷さんは、意外にも生涯で3度にわたり結婚しています。つまり3人の妻がいたということです。
それぞれの奥様からのご子孫をみていきましょう。
1度目の結婚は、28歳の時です。
両親のすすめで、須賀(すが)という薩摩藩士(伊集院兼弘)の姉と結婚しています。
江戸へ行くことが多い西郷さんでしたので、家をあけることも多く、須賀とは別れています。
2人の間に子供はいなかったようです。
2度目の結婚は、西郷さんが奄美大島に島流し中のことです。
島の名家の娘、愛加那(あいがな)と結婚しています。
男の子の菊次郎、女の子のお菊のふたりの子供をもうけています。鹿児島へ帰る際に、島の妻は鹿児島へ連れ出せないという規則があったため、やむなく離縁しています。
その愛加那の息子、菊次郎ですが、父親の後を追い島を出て西南戦争に参加。
その後、京都市長となっています。
その菊次郎のお孫さんが、現在でもご健在なのですが
西郷隆文さんといいます。
現在陶芸家として活躍されています。
西郷隆盛は、西郷隆文さんのひいおじいちゃんということになります。
そして、3度目の結婚は、西郷さんが39歳の時です。薩摩藩の家老の娘、糸子と結婚しています。
糸子(いととも呼ばれます)との間には、3人の子が生まれます。
寅太郎・午次郎・酉三の3人です。
寅太郎の息子は、第2次佐藤内閣第2次改造内閣の法務大臣・西郷吉之助です。
また、少々縁遠いですが、武豊、幸四郎兄弟の遠縁となります。