西鋭夫の「新説・明治維新」のネタバレしない程度の感想

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西鋭夫の「新説・明治維新」をダイレクト出版から購入しました。

注文してから3日から4日後、ポストに到着していました。楽しみです。

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中を開くと、きれいな白地の本があらわれました。

これが、今回注文した新説明治維新です。

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総ページ数は、80ページ弱。薄い本ですから一日で一気によむことができます。

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今回は、ネタバレにならない程度に、あらすじを踏まえて、私が読んで興奮したポイントや感想をお話したいと思います。気に入ったらぜひ読んでみてください。

 

明治維新のイメージって?

新説明治維新は、タイトル通り 内容は明治維新の新しい説です。

一般的に私たちが知っている明治維新とは別の角度からのアプローチということになります。

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私のこれまでの明治維新のイメージといえば、

・日本の夜明け。新旧交代の命がけのドラマ

・時代を変えようとした男たち、時代に翻弄された男たちのロマン

このようなイメージが私の中にありました。

また、日本人の多くの人がこのようなイメージをもっていると西先生は言います。

やはり皆さんにもありますよね。

明治維新を題材にしたドラマはテレビでも視聴率がよくとれますし、現にNHKさんは大河ドラマでここぞとばかりに明治維新をもってきます。

 

西先生によれば、日本人は明治維新を、美化、神格化しすぎているというのです。

 

 

西先生は、日本史だけからの分析ではなく、世界史からのアプローチをかけています。
そこに、「新説」の意味あいがあるようです。

 

明治維新の黒幕は?

明治維新の推進力となった若者は、お金もないただの浪人たちです。

この集団が軍艦を買い、最新式の銃を集め、全国各地に倒幕の号令に走るのです。

 

西先生はこう言います。

「龍馬、お前のスポンサーだれや?」

 

坂本龍馬は今でこそ幕末のスーパースターです。

しかし、当時一介の脱藩浪士が一国をひっくり返すだけの手腕を発揮するとは考えにくい。

何をするにもお金が必要。貧乏な脱藩浪士坂本龍馬にはスポンサーがいると主張します。

 

西先生は、龍馬の背後には、幕府が倒れて得をする諸外国の陰謀があると指摘します。

諸外国が開国のために戦争を仕掛ければ多くの犠牲がでますが、内戦を起こすようにしむければ、無傷で開国させることができます。

当時、力のあった日本人すなわち薩摩、長州。それに諸外国の利益が一致した結果、どういうことになったのか??

当初薩長連合と幕府には大きな戦力差がありました。しかし、最新鋭の武器で武装した薩長連合は、勝利を積み重ねます。

当時の世界情勢に目をむければ、日本人が美化している明治維新は、諸外国の目論見によって起こされたものと見ることができたのです。

そこにはロマンなどありません。外国に利用されただけなのです。

 

面白い歴史の見方ですよね。

 

歴史がわからなくなったら、お金の流れを見ろ。。。
そこに真実が隠されている。

私が印象に残ったフレーズです。

 

以上が私が読み取った「新説 明治維新」の感想です。

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次の日の出来事

勢いあまって、会社の同僚に「実は明治維新って外国の陰謀なんだぜ」
と言ってみたら、「そういう説もあるよねー」と、ちょっと詳しい目の同僚に当たってしまいました。むむむ。。

 

新説明治維新の価格

こちらの書籍は、定価2980円です。

しかし、ダイレクト出版のキャンペーン中であれば、無料(送料のみ)で購入することができます。

ダイレクト出版はご存知のようにネット直売です。そのため本屋さんで買うことのできない書籍を扱っています。

 

購入後は?

西先生のフーヴァーレポートの購読の案内があります。

こちらは任意ですので、さらに興味をもたれた方は購入すればまた新しい視点で歴史を学ぶことができると思います。

西先生から、メールが不定期で届くことになりますが、動画ありでけっこう楽しく読めます。

やはり頭の切れる方です。

その面白い視点にすぐ引き込まれます。

明治維新、とくに坂本龍馬のまわりについては謎だらけです。

諸説ある歴史の真実とは?

そんな歴史の謎を解き明かす書籍。

ダイレクト出版さんの得意分野と言えそうですね。

 

 

最後に、今回歴史好きの皆さんにおすすめがあります。

 

太平洋戦争の大嘘という本になります。

こちらも西先生の、新説明治維新のように、歴史の真実に迫った書籍です。

ネタバレしない程度のレビューはこちらです。

→ https://naothomas.hatenablog.com/entry/2018/09/19/151528

 

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