４年生大学を卒業して、ふと就職活動に疑問というか、文系男子がつく職業に営業が多いということに違和感を感じています。それは、司法試験を突破しただとか、会計士の資格をもっているというだとか、そういう世間一般ではすごいと言われる資格のない状況でです。
そもそも、そのよう資格などない人の方が多いのが現実だと思います。
一般的に就職活動をすると、総合職という形で入社することが多いと思うのですが、基本的には営業の仕事につくことが多いです。私も総合職という職業でしたが、実質評価されるのは営業成績というところでした。
そもそも、受験という事務処理能力を試され、それが得意で評価されて大学に入ったのに仕事は営業というのは、いささかそれまでのキャリアが無駄になっているような気もします。
さらにいえば、営業職は学歴は必要なく、どちらかといえばそれまでの社会経験だったり、お話が得意だったり、女子と絡むのが得意な方が幅をきかす職業です。
また、会社においては花形とされていますね。（実際花形の職種かはわかりませんが、花形としないとすぐ離職するのでそうしているような気もします。）
そもそもこの記事にたどりついたということは、営業嫌い？商品のおすすめ嫌い？それとも営業の世界の体育会な雰囲気嫌い？競争嫌い？まあ、気持ちの優しい方なんでしょうね。偏見かもしれませんが、営業が得意な人って攻撃的な性格の方が多いのは確かです。
私の営業が好きな友人は、相手が欲しくない。。。という表情をすると、そこからどう攻めるのか考えるのが楽しいと言っていました。営業向きの性格とはこのような人の事なのでしょう。この話を聞いて、そんなのありえないと思った方は営業向きではないということでしょうか？まあ内向的ではあるかと思います。
そんな中、私の知り合いや同級生の４年生大学文系出身で、営業職以外に就いたというパターンをご紹介したいと思います。営業職について転職したい方、また新卒の方に参考になればと思います。
文系が就く営業以外のお仕事
・市役所、国家２種
公務員試験、市役所、国家２種レベルを突破しなければなりませんが、営業ノルマに追われるということはまずありません。市役所に合格後は、勤務が観光課だったり、市民病院の事務だったりしています。また、国立大学に勤務している友人もいます。
この場合、公務員試験を受けるのが必須になり、詰め込みで最低1年の勉強時間が必要かと思います。専門学校に通うのがベストです。独学ではきついようですね。受かった人の話では、「授業は単なるきっかけに過ぎない。実際家でどれだけやるかが合否をわける。」だそうです。
・消防士 警察官
スポーツの実績を売りに大学に入った方が多く就いています。（スポーツ推薦、自己推薦など）消防も警察も受験はありますが、市役所や国２ほど難しくないため、２次試験の体力試験では、体育会出身という実績が有利に働くでしょう。
体育会に所属していたものの、人に媚びて営業はしたくないという友人が志望していました。また、営業職を１年で早々に退職して転職した例もあります。２５，２６歳くらいまでに決断しなければ、年齢制限にかかりますので注意しましょう。
・コピーライター
募集自体は少ないと思いますが、専門学校もあります。友人は外資系MRを１年で退職しその後専門学校に入り、見事コピーライターとなりました。現在もコピーライターとして働いているようですが、通常のライティング以外にも業務は多岐に及んでいるようです。
文系らしい、かっこいいと思える仕事ですね。しかし、ひとりで仕事を受注するにはハードルが高そうですので、まずは企業での募集を探すのが良いかと思います。
専門学校もあるようです。
・塾講師
友人の妹が英語の塾講師です。もともと教員志望でしたが、倍率の高さに塾講師という職を選んだようです。しかし、塾講師という職種は、皆の前で毎日話す仕事です。それもわかりやすく伝えることをいつも考えているとすれば、塾講師ができれば営業職も簡単にこなせるような気はします。
・福祉のお仕事
文系とはいえ、福祉を志している方は多いもの。社会福祉士を在学中に取得していれば就職はスムーズにいっていまね。とはいえ、労働環境の悪さをちらほら聞きます。しかし営業ではありません。
番外編
就職ではありませんが、ブロガーやアフィリエイター、またはYoutuberなどは営業職ではありません。すなわち個人事業主という起業して社長になる一歩手前の職種ですね。
こちらは固定給ではありませんので、もし就きたいのであれば、副業としてはじめるのが良いのではないかと思います。
その他、営業以外の仕事があればどしどし追記していきます。
営業以外の仕事に就きたい文系の気持ちはよくわかります。このような仕組みは早い段階で改良できれば良いと思いますし、そのような流れができているということは、高校生や大学1年生にも伝えていかなければならないですよね。
適職につけば、生活は充実します。これは営業を辞めた私が言うので間違いありません。
現在営業成績が悪くて悩んでいる人がいるのなら、気にしなくて良いです。ひとつの定規で計られただけですからね。
あなたの長さを計る定規はかならず他にあります。
がんばりましょう。
