中学生の息子さんや、高校生の娘さんがいらっしゃるご家庭も多いかと思います。
お子さんにスマホを持たせている家庭が最近増えてきましたよね。今では中学生でスマホをもっていない子をみると、何か事情があったのかしら?と思ってしまうほどスマホは普及しています。
家族間の連絡、コミュニケーションに便利なスマホですが、今ではスマホゲームや、ネットショップ、スマホアプリなど簡単に買い物ができてしまう時代になりました。
そんな中、例えばスマホオンラインゲームで、こどもさんが勝手に親のクレジットカードを使ったとします。例えば、モンストのオーブ購入などです。
クレジット会社から後日多額の請求書が送られてきて、その事実に気づいてしまった場合、そのお金は支払わなければならないのでしょうか?
調べてみました。
子供が親のクレジットカードを無断使用した場合
今回の場合は、未成年者の行為でもあり、契約を取り消すことができる。
と言いたいところではありますが、カード会社にお金を支払わなければ、ブラックリスト入りしてカードが使用できなくなる恐れもあります。
このような事態を防ぐために、クレジット会社に事情を説明しましょう。
カードの契約は、クレジット会社と会員である親との契約となります。
大抵のカード規約は、損害を被った理由が家族にある場合、会員が負担する。つまり本人負担となっています。
また、ゲーム代金の決済時期が、翌月一括払いのように2か月未満の場合、割賦販売法に基づく、未成年者の契約取消しの主張は主張はできません。
しかし、カード会社が本人確認情報の入力をきちんと要求していない場合などは、「親に重い過失がない」とみなされて、カード会社の請求が認められなかった例が過去にあるようです。
また、ゲーム会社と息子さんとの契約は、未成年者であることを理由に、取消しを求めることができます。そうすれば、クレジット会社の親に対する請求そのものが存在しなくなったと主張することが可能となります。
しかし、親のクレジットカードの管理に重い過失があった場合は、支払いを免責されないという事例も過去にあっています。それは、銀行のキャッシュカードに暗証番号を書いていたなどと同じようなものです。
まとめ
こども勝手に親のクレカで買い物をし、取消しを求める場合
①買い物をしたサイトをみて、どのような支払い画面なのかを確認する
②ゲーム会社に、未成年のクレカ無断使用と主張し、取消しを求める
③カード会社には、本人確認情報の入力項目が甘いなど、取消しの指摘をいれる
このような手順で支払い取消しを求めてみてはいかがでしょうか?
出典 熊日新聞