天気予報の「一時雨」と「時々雨」の違いは?

2017-09-17 01.49.08

皆さん天気予報は一日一度はご覧になられますよね。意識して見なくてもテレビやラジオがついていれば自然に耳に入ってくるものです。

その中で、実はわかっているようであまりよくわかっていない天気予報の用語はありませんか?

例えば

「今日は曇り時々雨」
「今日は曇り一時雨」

という用語です。

気象予報士は普通に使ってはいますが、素人の私たちにはどちらも「曇りなんだけど、ちょっと雨もふるのか」
というニュアンスにしか聞こえません。全く同じ意味にも聞こえます。

では、この「一時雨」と「時々雨」は一体どのように違うのでしょうか?

 

使い分け

「一時雨」というのは、「24時間のうちの4分の1の6時間より短い時間、雨が続けて降る」という意味です。

また、「時々雨」は、「雨が降ったり止んだりして、その合計時間が24時間の2分の1の12時間より短い」

場合に使われます。

 

これでもちょっとわかりにくいので、さらにわかりやすく説明します。

こちらの図をご覧になりながら説明をお読みください。

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「一時雨」

一時雨というのは、一日のうちで連続して雨がザーザー降ったら。
それも降っている時間が6時間以内です。

ですから、昼の2時から夕方5時まで雨が降って、他の時間は曇りだった場合は、「曇り一時雨」という言い方をします。

連続して降るというのがポイントです。

 

「時々雨」

時々雨というのは、雨が連続して降る必要はありません。

例えば、朝1時間降ってやむ。昼は2時間降ってやむ。夜にも1時間降ってやむ。このように降ったりやんだりしている雨の合計が12時間以内であれば時々雨 という言い方ができます。

 

まとめ

それぞれ2文字の漢字の中に、このような意味が含まれていました。

この機会に一時雨と時々雨の違いを覚えてしまえば、明日からの天気予報でより具体的に雨の降るイメージがわいてくるでしょう。

その後はお友達にも教えてあげてくださいね。