ボーナスをもらう退職のタイミングはいつ?

退職しよう。そう心に決めてからいざ辞表を提出!の前にちょっと待ってください。
今あなたの退職のタイミングは本当に適切でしょうか?
どうせならボーナスを頂いてからでも良くはありませんか?

とは言ったものの、果たしてどのタイミングで退職すればボーナスをもらうことができるのでしょう?
今回は私が実際にうまくいった事例を基にご説明させていただきます。

退職理由はひとそれぞれです。私の場合は、異動を辞退したところからはじまりました。
上司や同僚との関係は良好でした。しかし、異動を命じられた先がまるで畑違いだったため、かねてから思い描いていた独立をと思い、思い切って退職の意思を伝えました。しかし、それを良しとせぬのが辞令を発令した部長クラス以上の方々でした。案の定引き止めが入りました。

ボーナスをもらうタイミングを図ったのはこのころからでした。

まず、皆さんはどのタイミングで退職すれば良いのか自分の頭で考えていませんか?
それはあまり意味のないことです。皆さんが最初に確認しなければならないのは。。。。

社則です。

社則をご覧になられたことはありますか?
私の勤めていた会社では各支店にひとつは置くようになっていました。
そのため閲覧が比較的容易にできたのです。会社によっては総務にしか置いていないというところもあるかもしれません。しかしこの社則、または労働協定書のようなもの無しには計画は立てにくくなります。

社則で確認しておかなければならないのが、賞与受給資格のところです。基本的に会社はボーナスという言い回しはしません。賞与という記載になります。
私の会社の場合は、賞与受給対象者は、支給日に在籍している者。。ではありませんでした。

夏季賞与の場合は決まって7月の中旬に支給されていました。
社則に記載されていたのは、「賞与受給の対象は、5月末日在籍者」となっていたのです。
そうです。支給日に在籍していなくても、、つまり7月中旬に既に退職していても、5月末まで在籍していれば
ボーナスが貰えるという話なのです。

 

有給休暇との兼ね合いは?

会社によって違うかもしれませんが、退職が決まった場合、残りの有給休暇を消化します。
私の場合は過去、有給休暇を使ったことがなく初めての有給となりました。
実際に出勤したのは4月末日まで。その日に退職の挨拶をしました。
翌日5月より、丸々一か月の有給休暇となりました。

もちろん、退職届には、5月31日付けで退職させていただきます。という旨を記載し受理されました。
そのため、賞与受給対象の5月末日在籍者という条件を満たしました

ですが、給与は、5月までしか支給されないとのことでした。これは、正社員は退職しないという前提でお給料を支給しているので、25日に支給しているのは、当月全て働くという前提の元だそうです。
つまりお給料は、当月の労働分を当月に支給する形となっています。
(これも社則に記載してありました。会社によりきりかと思いますのでご確認を。。)

支給日になると

さて、会社に出勤していないのにどのようにしてボーナスが支給されるのでしょうか?
私の場合は、支給日(7月15日)に郵送で賞与の明細が届きました。
そこに振り込み日が記載されていました。ちなみに、税金関係は一切ひかれていなかったため
初めて満額支給をもらうことになります。いつもより手取り金額が多いのでびっくりします。

しかし、退職後は収入が途絶えるのに、税金は前年を基準に算定され、健康保険料は倍額となります。
そのため浮かれてばかりいてもいけません。

 

まとめ

以上が、私のボーナスをもらう退職日調整法でした。ひと月、いえ一日でも早く辞めてしまうと何十万円という金額が水の泡のなってしまいます。よほどの事情がない限りは、ボーナスをもらうタイミングを合わせてみるのが良いと思います。繰り返しになりますが、まずは社則などで支給対象となる要件を確認することが先決です。わからない場合は、仲の良い総務課の同僚に聞いてみるのも良いでしょう。

皆さんが円満に退職するのを心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございます。