ハードディスクナビとメモリーナビの違いは?

カーナビの値段に大きな開きがある理由

 

知らない土地に旅行に行くとき、渋滞しているときに抜け道を探したいときなど、あると便利なものがあります。それはカーナビです。

車用品店に行くとたくさんの種類のカーナビがありますが、値段や機能も様々で、どのナビを買ったらよいのか、迷った経験はありませんか。

そこで今回はナビの違い、特にハードディスクとメモリーナビの違いについて説明していきたいと思います。

 

二つのナビの違い

しかしそもそも、この二つのナビの違いはどこにあるのでしょうか。これはデータをどんな記憶媒体に保存するのかという違いです。ハードディスクナビは、パソコンなどの大容量保存をする媒体に使われる、ハードディスクドライブ(HDD)に記録します。

方やメモリーナビは、USBフラッシュメモリーなどの記憶媒体に使用されている、フラッシュメモリーに保存されています。

 

値段が安いメモリーナビ

では、二つのナビの違いが分かったところで、各ナビの特徴も上げていきましょう。

まずは、メモリーナビの特徴です。

何よりの特徴は価格が安いということです。通常ハードディスクナビは10万円以上するモデルが多いのですが、メモリーナビの場合1万円前後から販売されています。

機能もシンプルで、単純に道案内するだけのものが多く、後付けも簡単なため、ナビ以外の用途を必要としない方には最適です。

また、ハードディスクナビよりも、データを読み込むスピードが速く、衝撃にも強いことなども特徴の一つです。

一方、安価な分、ナビの中に保存できるデータ量が少なく、容量の関係でビデオや音楽なども保存できない場合も多々あります。

 

大容量保存が可能なハードディスクナビ

次にハードディスクナビの特徴です。

こちらの特徴は、データの保存量が多いという点です。メモリーナビの保存容量は4、8ギガ程度なのに対し、ハードディスクナビは16、32、あるいは100ギガなど、はるかにデータ保存容量が多いのです。

では、データ保存量が多いとどんなメリットがあるのでしょうか。

それはより細かな情報を保存しておけることです。

例えば、初めていく大型ショッピングセンターの場所をナビで検索するとします。どちらのナビもその場所は検索できますが、メモリーナビのほうは、出入口の場所や周辺の小さな路地までの情報は検索できないかもしれません。

なぜなら、保存できる情報量が少ないので、細かな情報までナビの中にいれられないのです。

一方で、ハードディスクナビには十分な保存容量がありますから、出入口や路地の情報までしっかりとインプットされています。

また、渋滞の抜け道を検索しようとしても、容量が小さいと細かな道路まで保存されておらず、渋滞回避ができないという可能性もあります。容量が多いとその心配もありません。

また、ビデオや音楽などのデータもたくさん保存しておけるので、わざわざMP3プレイヤーなどの音楽デバイスを用意する必要もありません。

AV機能も充実している機種が多いことも特徴です。ただその分、販売価格は高くなり最低でも10万円以上、モデルによっては30万円程度の高級機種まであります。

 

まとめ

今回は、ハードディスクナビとメモリーナビの違いや特徴についてまとめてみました。

どちらのタイプのナビを買うか迷っているときは、用途で選ぶとよいでしょう。例えば、ナビ以外の機能は求めない、安く済ませたいなどの場合は、メモリーナビ、地図の細かいデータや、ナビ以外のAV機能も充実させたいという場合は、ハードディスクナビを選ぶなどです。

どちらもメリットデメリットはありますので、購入する前に店員に相談したり、ネットで評判を調べてから決定するのもよいでしょう。